明治大学を卒業、それはエリートの一員になれた証

明治大学 7か月遅れの卒業式

東日本大震災の影響で、ことし3月に予定していた卒業式の開催を中止した大学が相次ぎましたが、
東京の明治大学で、16日、7か月遅れの卒業式が開かれました。

東京・千代田区のキャンパスで開かれた式典に参加したのは、3月に卒業し、
今は社会人などになった、およそ600人の卒業生です。
明治大学では、震災で、卒業を目前に控えていた男子学生1人が、宮城県石巻市の実家に帰省中に亡くなり、
式典では、この学生や震災の犠牲者に向けて黙とうがささげられました。
続いて、納谷廣美学長が「今、国難と言われる最大の難局に直面している。
このなかで、若い皆さんが社会の中でみずからの役割を見出し、
大学で培った魂で日本を変えてくれると期待している」と話しました。
式典の最後は応援団による校歌の合唱が行われ、卒業生は肩を組みながら校歌を口ずさみ、
社会人としての決意を新たにしていました。参加した卒業生は「やっと卒業したという気持ちになれました。
明治大学らしい一体感のある式典で、社会人として頑張ろうと、気持ちが引き締まりました」などと話していました。

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